産前・産後のケア

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産前産後のケア

産前の問題

私は女性専用クリニックで働いていたため、産前産後のご相談をよく受けます。

産前で起こりやすい問題と原因、産後で起こりやすい問題と原因をお話したいと思います。

産前でよく見られる問題は腰痛です。

妊娠時の腰痛は約半数が経験します。

胎児が大きくなるに従い重心が前方に移動し、腰椎が過剰に反ってしまうことが一つ原因です。

また、妊娠初期から恥骨結合が緩み始め分娩直前にその頂点に達すため、骨盤の不安定感を訴える方も多く見られます。これらは、エストロゲン、プロゲステロン、内因性コルチゾン、リラキシン(10倍)と言われるホルモンが通常時に比べて多く分泌されるためです。

特にリラキシンは分娩に必要な恥骨結合の緩みを促進するのですが、分泌が上昇しすぎると激しい痛みや、不安定性が増します。

産後正常に戻るのに6ヶ月を有し、妊娠時の可動性は通常の2.5倍に達します。

胸焼けやむくみ、手のしびれを引き起こす

女性ホルモンであるエストロゲンの過剰は色々な問題を引き起こします。

エストロゲンの過剰やプロゲステロンの低下は横隔膜にある食堂裂孔を弛緩させるので妊娠中や更年期には食道裂孔ヘルニアの問題が見られることが多くあります。ですので、胸焼けや逆流性食道炎などの症状を訴える方も少なくありません。

また40%も血液量が増加し、エストロゲンのレベルが上昇することで体液のうっ滞が起こります。

これらが神経を直接圧迫して知覚異常と筋力の低下が起きます。よくあるのは手の痺れで、妊娠中には明け方に痺れを出しことが多いです。

また出産に対する不安が背部痛を起こします。

産後の問題と原因

産後の相談として多いのは、やはり腰痛。そして骨盤の広がり、はけていたズボンが履けない、骨盤が安定しない、体重が戻らない、座っていて脚が開いてしまう、肩こりなどです。

先ほどもお話したように産後関節の緩みが安定するのに6ヶ月かかります。そして妊娠中に伸ばされてしまった腹筋が正常な筋力に戻るまで3~4ヶ月が必要です。

この期間に調整をすることでその後の安定がかなり変わります。

入院期間が長かったりすると力が入らない、尿もれなどの問題が起きることもあります。

骨盤底筋という骨盤の下側にある筋肉が弱ってしまうことで上記のような問題が起こります。

骨盤底筋は非常に重要な筋肉で腹筋との協調運動をすることで体幹を安定させたり、内臓が下垂するのを防いだりしています。

産後すぐは靭帯が緩んでいますので、強い調整を行わず軽い調整で整えていくことが重要です。

カイロプラクティックのケアが分娩時間の短縮

海外の研究ではカイロプラクティックのケアを受けることで分娩時間の短縮が認められています。

通常、初妊婦では平均約14時間かかるものが8~9時間に短縮され、経産婦では平均約9~10時間が4~5時間に短縮されています。このデータの推薦しているカイロプラクティックケアの頻度としては7~8ヶ月まで平均2回/月、この後出産まで週1回としています。

産後は骨盤調整をした方がいいということは聞いたことがあるかと思いますが、骨盤調整だけでなく全体として調整を行いホルモンバランスを整えることで産後ならず産前にも効果があるのです。

この記事を書いた人
濱口貴洋

日本で数少ないWHO基準のカイロプラクター。
東京で修行を積み、地元高知に戻って自然との共存をモットーに、地元に根付いたヘルスケアを提供しています。

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