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健康について考える時

健康について考えるときは、往々にして自分が健康でないときです。

健康であるときに健康のことなどは当たり前すぎて考えないのです。

ですので健康について考え出すのは、だいたい30代半ばから40代に入ってからが多いようです。

やはり、その頃から体力の衰えや昔できていたことができなくなったり、寝たら良くなっていたものがそうでなくなったりするからでしょう。

特に女性は男性に比べ健康意識が高いのですが、これはホルモンバランスの問題や自分の体に対して繊細なのでしょう。

年齢のせい?

年齢を重ねると肉体的にきついことが多くでてきます。

そのときに重要なのが、「歳だから」と諦めるのではなく、やり方を変えてみるのです。

若いときは体力もあり、肉体的にも強いので「量」をこなすことができます。

しかし、年齢を重ねたら「質」を高めることが必要なのです。

つまり武道の達人が若い頃は筋肉隆々でそれで行けていたのが、加齢とともに技を磨き力に頼らないやり方を得ていくようなことです。

質を高めていくためにはまず、「自分が何を行なっているのか」を把握する必要があります。

どのように歩いていて、それをどう感じているのか。

そして、それを元により良い方法を追求していくのです。

正解はありません。昨日の自分よりもより良いをずっと追いかけるのです。

先日引退した野球選手のイチロー選手は引退会見で

人より頑張ることなんてとてもできないんですよね。

あくまでも、秤(はかり)は自分の中にある。それで、自分なりにその秤をつかいながら、自分の限界を見ながら、ちょっと超えていく…ということを繰り返していく。

そうすると、いつの日か「こんな自分になっているんだ」っていう状態になって。だから、少しずつの積み重ねでしか、自分を超えていけないというふうに思うんですよね。

一気に高みに行こうとすると、いまの自分の状態とギャップがありすぎて。それは続けられないと僕は考えているので。

まぁ、地道に進むしかない。進むというか、進むだけではないですね。後退もしながら、後退しかしない時期もあると思うので。でも、自分がやると決めたことを信じてやっていく。

でも、それが正解とは限らないんですよね。間違ったことを続けてしまっていることもあるんですけど。でも、そうやって遠回りすることでしか、本当の自分に出会えないというか、そんな気がしているので。

とおっしゃっていました。

秤を人に合わせずに自分自身に合わせることがとても重要です。

使えば変化する

神経には可塑性という性質があります。

それは使えば変化するということです。

確かに若いときに比べれば、変化するスピードは遅くなります。

しかし、使えばちゃんと変化はしてくれます。

その変化をさせるために必要なのが、刺激の強さと頻度です。

カイロプラクティックは神経への刺激の入り方を変化させてくれます。

ですので、様々な体の変化が起こるのです。

そして大切なのが、それを使ってあげることです。継続的に。

そうすれば神経は変化します。

神経が変化すれば体の動き、内臓の働き、感情が変化します。

それらが変化すれば体は変わります。

体は表現するものであり、受容器でもあります。

体が変われば入ってくる情報の処理が変わります。

そうすれば、自分の周りの世界が変わるのです。

変わるのは小さなものでも、自分に起こる変化は大きいものです。

カイロプラクティックはその小さな変化を起こすきっかけを作るものです。

物事は一気には変わりません。(たまに大きな変化を起こすことはありますが)しかし小さな積み重ねが1年後、10年後には大きな変化として感じられるでしょう。

どの方向に向かって進んでいくのかそれが大切なのです。

「量」から「質」へ。

「何を」行うかよりも「どう」行うか。

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