頭痛

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薬を飲まずに治したい

慢性的な痛みというのは日常の質を大きく下げますが、頭痛もその中の大きな1つです。

筋肉や骨格の痛みは痛いポジションと比較的楽になるポジションがあるので、自分でコントロールができます。

しかし頭痛は一度始まるとコントロールができないために目をつぶって横になるなどの方法しかありません。

そのため、多くの方は頭痛薬を飲み続けることとなります。それも、痛くなってからでは遅いので「なんかきそうだな」と感じた時点で服用することとなります。

しかし、お薬は痛みを抑える効果とともに副作用も同時に生じます。

だるさや眠気、胃腸障害などがよく起きますが、頭痛よりも我慢ができるのでやはりお薬を服用するのをやめることができません。

うちに来られる方もお薬を飲まずに治したいという理由が多く見られます。

慢性的な頭痛は脳のエラー

また、肩や首のこり感ということで来られた方でよく聞いてみると頭痛がひどくてという方も多くいらっしゃいます。

これは頭痛が肩や首のこりから来るという情報をどこかから得て、それならばカイロプラクティックがいいのではと来院されるケースです。

基本的に慢性的な頭痛の場合、異常な刺激が永続的に加わることで中枢神経系(脳や脊髄)の情報を処理する機能に変化が起こってしまい痛みの刺激に対して過剰に反応している状態です。通常では痛いと感じないものに対して痛いと感じているわけです。つまり脳がエラーを起こしている状態です。

先ほどの肩や首のこりからくる頭痛の場合、首や背中、肩などの筋肉、筋膜、関節、靭帯、椎間板などの筋骨格系が異常な信号を脳に送り続けることで、脳がエラーを起こしてしまったのです。

脳のエラーを修正する

脳のエラーを修正するには、エラーが起こったのと同じような作用を利用します。

脳がエラーを起こしてしまうのは、永続的な刺激が加わる必要があります。これは癖がついた状態と同じで、すぐに取れるものではありません。しかし、それは治らないということではなく、異常な信号を送らない状態(つまり筋骨格系の調整を行う)を永続化させることで脳を変化させ、痛みに対して正常に反応するようにするのです。

脳の配線を直接変えることはできませんが、脳への刺激の入り方を変えることで間接的に脳の配線を変えるのです。

頭痛の原因は様々で、調整のしかたも様々

頭痛には上記のような筋骨格系によって引き起こされるものだけでなく、血管、硬膜、顎の問題、平衡感覚によっても起こります。

これらを見極めて調整していく必要があります。

当院ではそこを見極めそれぞれに適した調整方法で調整を行います。

また、異常な信号をなぜ送ることになってしまったのかというのが解決されないと根本的な解決にはなりませんので、そこに対しても1つ1つ調べていきます。

そうすることで、早い方なら一回で痛みがなくなることもあります。長い間慢性的に頭痛がある場合は、少し時間がかかります。うちに来られている方で20年以上頭痛で悩まれていた方でも二日に一度飲んでいた薬が、一週間に一回になり、1ヶ月に一度になり、今では薬無しでも過ごせるようになったとおっしゃっていました。

カイロプラクティックというと筋骨格系の痛みに対して有効というイメージが強いかもしれませんが、頭痛に対しても効果は高いのです。

頭痛でお悩みでしたら、ぜひご相談ください。