需要があって供給がある

あるドキュメンタリーでクウェートの富裕層の中でライオンやチーターといった猛獣や希少な動物飼う事が流行っているというものでした。

もちろん、それらを飼うことは法律で禁止されており、輸入も禁止されています。

しかし、それらをかいくぐって飼うことがその人々のステータスとなっているのです。

その写真をInstagramにアップしフォローしてもらったり、いいねをもらうということになります。

それらの動物を買う人たちがいるとなると、もちろん売る人々もいます。

動物が子供の時にアフリカから密輸してくるのです。

今、アフリカのライオンの個体数は100年前に20万頭いたものが現在4万頭まで激減しており、このままいくと20年ほどで絶滅してしまうため、国が保護しています。

しかし、密輸業者はそれらの網をかいくぐり動物の子供を手に入れるのです。

さて、この中で悪いのは密輸業者でしょうか、それらを買う人たちでしょうか。

その人たちはもちろん悪いですが、私は、Instagramでフォローしたり、いいねをする人たちも悪いと思います。

これらの人びとは自分が悪いことをしているという自覚がない分余計に悪いのです。

Instagramでフォローしたり、いいねをすること自体は簡単で小さな行為です。

しかしそれがその行為を認めることになり、価値となり需要を生むのです。

何事も、需要がなければ供給は起きません。

需要、欲求があるからこそ行動が生まれるのです。

私たちが安い物ばかりを求めると、そこには安い賃金で働く人たちが生まれます。

今の日本において、こんなに安くていい物を手にいれることができるのは、どこかに犠牲があるということを知っていなければいけません。

しかし、これらの欲求は悪いことばかりではありません。

日本人で初めての8000m峰全14座登頂を果たした竹内洋岳氏は「登山は想像のスポーツ」だと語ります。

あの山に登りたい、どうやって登るかということを最初に想像した人が登ることができるといいます。

つまりそれは欲求があるからです。

登頂したいという欲求があるからこそ、8000mという生物が生きていくのが困難な高さの山に登頂できるのです。

私の患者さんでも治りたい、治ったら何かをしたいという欲求が強い人ほど早く良くなります。

欲求というのは進む方向と力を生み出します。

それが悪い方向へ向かうのか、良い方向に向かうのか。

小さな欲求が生み出す力を見縊らず、それに対して責任を持つ必要があるのです。

小さな欲求は巡り巡って大きな行動へと変わります。

皆の小さな欲求がより良い世界になるような方向と力を持ったものであれば、未来の世界は良いものとなるでしょう。

 

 

 

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濱口 貴洋D.C.
Doctor of Chiropractic Tokyo College of Chiropractic卒 カイロプラクティックは自然の法則に基づいた哲学、科学、芸術である。 カイロプラクティック独自の哲学を通じて考えてたこと感じたことを綴っていきます。
濱口 貴洋D.C.

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