文明社会で生きるために必要なこと

テレビ番組で特異な文化を持つ海外の部族が紹介されていたのですが、その内容はさておき、その人達が暮らす場所はいたるところにゴミが散乱しているのです。

その部族は比較的原始的な暮らしをしているにもかかわらず自然を大切にしていないのかと思ったのですが、そういうわけではないのです。

その人たちは昔から同じ暮らしをしています。

そして、その頃から食べたものやゴミをその辺に捨てる文化があったのです。

昔は食べ物のカスを捨ててもそれは周りで採れたもので時間とともに自然に還っていくものでした。

むしろそれは、自然にとって必要な行為でした。

しかし、その部族にも文明が入ってきました。

文明が作り出したプラスチックやビニールなどは自然に還っていきません。

それがゴミとなって散乱しているのです。

これはその部族が悪いのではありません。

文明が悪いのでもありません。

文明を利用していることを認識していないことがいけないのです。

これは私達でも同じです。

基本的に動物である私達の体というのは自然と調和をとっていればきちんと機能するようにできています。

だからと言って何もしなくていいかというとそうではないのです。

それは私達が文明の中で生きてるからです。

この世界の中で、文明に侵されていない場所で生きるということはかなり難しいのです。

意図的に行うか、そこに生まれるかしなければなりません。

なんの疑問も持たずに漫然と生きていると体はおかしくなります。

自然の中では生きるために自然に行っていた行為が行われなくなり、それにすら気がつかない状態です。

カイロプラクティックでは

「妨害がなければ自然は助けを必要としない」

と言っています。

体は自分で自分を治す能力を持っています。

その力が自然から離れすぎると低くなっていきます。

だからと言って文明社会など壊してしまえなどというつもりはありません。

私自身文明の中でしか生きていけない弱い人間だと思っています。

だからこそ、自分たちが文明社会の中で暮らしている、不自然な世界に暮らしているということを認識しなくてはいけないのです。

認識すれば、どこか少しでも帳尻を合わそうと努力するはずです。

私達が前述の部族のように自然の中にゴミを捨てるかといえば、ダメなことだとわかるはずです。

それはそのゴミが自然に還らないことを知っているからです。

自然の中では動かなければ、食べ物を得ることはできません。だから運動などしなくても自然と運動をしていることになるのです。

しかし、現代人は動かなくても食べ物を得ることができます。

だから、意識して動かなくてはいけないのです。

テレビやネットの情報を漫然と見ていると自然と洗脳されています。当たり前をすり替えられてしまうのです。

それに気づくためには意識してみなければいけないのです。

私も自然の仕組みや、自然とは何かということを勉強します。それは、今の異常を知ることになります。異常がわかればどうすればいいのかということがわかります。実はそれはとてもシンプルなことなのです。

私たち人間は文明という不自然な世界の中に住む動物だということを認識し、たまに自然に立ち返ることが必要なのです。

カイロプラクティックも本来は必要ありません。

自然の動物がカイロプラクティックを受けることはないのです。

しかし、カイロプラクティックがなくなることはありません。

人間が文明社会で生きている限り。

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濱口 貴洋D.C.
Doctor of Chiropractic Tokyo College of Chiropractic卒 カイロプラクティックは自然の法則に基づいた哲学、科学、芸術である。 カイロプラクティック独自の哲学を通じて考えてたこと感じたことを綴っていきます。
濱口 貴洋D.C.

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