できないからこそ

痛みがあったり、病気であった時に何もできないということがあります。

安静に寝ているだけで何もできない状態。

さて、本当に何もできないのでしょうか。

そういうわけではありません。

寝ることができます。

呼吸することができます。

目を動かすことができます。

声を出すことができます。

できることはたくさんあるのです。

いつもの動きができないだけで、何もできないということはないのです。

そういう時はできることを精一杯やってください。

いつもは目を向けないようなことをしっかりやってください。

様々なことができなくなっても、まだできることは生きるための基本となることばかりです。

それができなくなってしまうと、死んでしまうからです。

基本的なことをこの機会にしっかり行うことで、回復した時にはもう一段階上に行けます。

基本となるものの能力が落ちるとその上に乗っているものは載せきれなくなり落ちてしまいます。

赤ちゃんは生まれたばかりは何もできません。

しかし、一生懸命泣いて、一生懸命寝て、一生懸命見て、一生懸命病気します。

そして基本的な能力をつけていき、様々な能力を獲得していくのです。

私たちは痛みや能力の低下を上に乗っかっているものが落ちてしまったのだと思い、それを乗せればいいと思ってしまいます。

しかし、それは下にある土台が小さくなったからで土台を大きくする必要があるのです。

土台が大きくなれば、落ちてしまったものはまた乗っかってきます。

だから、できなくなってしまったものを嘆いて取り戻そうと努力するより、今できることを探して精一杯やればできなくなる前よりも良い状態を獲得することができます。

土台となる基本的なことがしっかりと行えるように、日常の中に少しだけ取り入れることが上のものを落とさないようにするコツです。

 

The following two tabs change content below.
濱口 貴洋D.C.
Doctor of Chiropractic Tokyo College of Chiropractic卒 カイロプラクティックは自然の法則に基づいた哲学、科学、芸術である。 カイロプラクティック独自の哲学を通じて考えてたこと感じたことを綴っていきます。
濱口 貴洋D.C.

最新記事 by 濱口 貴洋D.C. (全て見る)