副腎

電解質コルチコイド

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電解質コルチコイドは副腎皮質の表層の球状層で合成されます。の中で主となるものはアルドステロンであり、その他はコルチコステロン、デオキシコルチコステロンです。

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参照:標準生理学 第4版より

アルドステロンは電解質コルチコイドの作用の95%をしめますのでここではアルドステロンの働きについて説明していきます。

アルドステロンの分泌調整は主にレニン・アンギオテンシン・アルドステロン系によって行われ、作用は弱いが血中カリウムイオン濃度、ACTHによっても調整されます。

 

[アルドステロンの作用]

  1. 腎臓の主に集合管に作用してナトリウム再吸収を増大させ、K排泄を促す。
  2. ナトリウム再吸収に伴い水分も再吸収されるため細胞外液量を増加させる
  3. 唾液腺、乳腺、汗腺などに作用しナトリウムイオンの再吸収とカリウムイオンの排出を促進する。

つまり体液量の調整を行います。

また、アルドステロンはTNFαやインターフェロンγなどの産生を促し、炎症を促進させる働きもあります。

 

[分泌異常による影響]

過剰分泌

  • 体内に水分がたまってきますので、高血圧を招きます。
  • カリウムを排出しますので低カリウム血症となり筋力の低下が起こります。
  • カリウムと同時にマグネシウムも排出されてしまうので、筋肉の痙攣が起こりやすくなる。

 

 

アルドステロンには産生が過剰になった時に働く、ネガティブフィードバックがありません。

ですので、分泌が上昇するとアルドステロンに対して腎臓が反応しなくなってきます。アルドステロンに対する抵抗性が出てきてしまうのです。

アルドステロン抵抗性が出てしまうとアルドステロンは分泌されているが体液量の調整がうまくいかなくなります。

このような抵抗性はインシュリンでよく見られ糖尿病の原因になります。

 

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