カイロプラクティック

ダブルクラッシュ

投稿日:2017年7月14日 更新日:

ダブルクラッシュ(二重圧挫症候群)とは同じ走行の神経の圧迫が一箇所ではなく、二箇所に及ぶものです。

三箇所になればトリプルクラッシュというのも有ります。

これの何が悪いかというと、例えば一箇所の圧迫を受けている神経が100の力で痺れや筋力低下が出現するとします。

それが二箇所圧迫を受けた場合は圧迫する力が100に到達しなくても症状が出てしまうということです。

Aという箇所で40の力で圧迫が加わった場合、通常ならば症状が出るほどではないんですが同じ走行の神経のBという地点に30の力が加わった時に神経が過敏に反応して症状が出てしまうのです。

具体的に言うと、頸から腕に至る神経で正中神経というものがあります。

この神経は圧迫を受けやすい場所がいくつかあります。その中でも手首のところにある手根管という神経や血管の通るトンネルがあります。このトンネルが狭くなってしまうと手に痺れが出たり力が入りにくいといった症状(手根管症候群)が出るのですが、頚や胸、肘近辺で圧迫を受けていると手根管での圧迫がわずかでも症状が出てしまうのです。

手根管症候群や肘部管症候群の患者のうち、70%は頚椎神経根障害を併発していたという論文もあります。

これには神経の軸索輸送というものが関連してきますがこれについてはまた改めて書きたいと思います。

背骨と背骨の間から神経は出てくるのですが、ここを神経根といいます。

神経根は非常にストレスを受けやすい部分で背骨の歪みや、脊髄を包んでいる髄膜の緊張などによって圧迫を受けます。

これによって末梢の圧迫が少しでも症状が出てしまうのです。

ですから、手や足の問題で痺れが出ていたとしても背骨のチェックは行わなければならないのです。

-カイロプラクティック

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